賃貸物件での暮らしをしている方なら必ず使用しているのが「部屋番号」ですよね。部屋番号があることで効率よくお部屋を探すことができます。
今回は「部屋番号」について、豆知識などを紹介していきたいと思います^^
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部屋番号が必要となったのは、集合住宅に住む人がどの部屋に住んでいるのかを明白にするためです。
江戸時代に荷物や手紙を届ける職業がありましたが、まだ住所という概念がなかったため、誰がどこの街に住んでいるという細かい情報が分かりませんでした。
手紙を届ける際には、「〇〇さんはどこですか?」と聞いて回ったそうです。
明治時代になると、住所という概念はありますが現在の住所とは異なります。
また、現在のアパートのような住宅はなかったようで、「〇〇方××さん」というように家主〇〇さんの家に住む××さんの住所を表しました。
その後戦後の復興のために、アパートが建てられたり、団地の誕生によりアパートは規模が大きくなってきました。だんだん部屋数が多くなっていき、建物名だけではどの部屋なのかが分かりにくくなりました。
そこで生まれたのが「部屋番号」です。
現在の高層マンションでは階数が二桁になることもあるので、部屋番号は四桁になり千の位と百の位で階数を表すこともあります。
アパートの部屋番号に4,9がない理由
◆4と9が敬遠されるのは「死」や「苦」を連想させるから
日本においては、4は「し」と読み「死」を、9は「く」と読むので「苦」を連想します。よって、4や9は不吉な数字とされています。そのため、部屋番号を表すのに、4や9を飛ばすようになりました。
◆海外では「13」が敬遠される
13は忌み数とされているからです。
北欧神話では、12の神を招待した宴に招かれなかった13人目の神が現れ災いをもたらしたという話があります。
また、聖書ではイエスを死に導いたユダは13番目の席に座っていました。このように13にまつわる不吉な言い伝えが多いので、13が敬遠されています。
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最初から部屋番号というものがあったのではなく、時代の流れの中で必要になるタイミングがやってきたということですね^^
効率よく部屋の位置を表現していて、4や9や13などの忌み数は飛ばして使用するなど、使用者の気持ちに寄り添ったものでもあります!
今のアパートには欠かせない存在ですね。